サーバートランスポートにおける保険概要
★基本概要
一事故補償上限２千万円迄の保険を自動付帯。（運送業者受託貨物賠償責任保険）
保険補償範囲は、弊社による対象機器の離線、ラックからのアンマウント、梱包、
搬出、輸送、搬入、ラックマウント、結線作業中の過失・事故による機器外部の
物損が認められた場合のみです。弊社で梱包作業をする場合は作業前に機器外部の
物損が無いかどうかを確認いたします。弊社で開梱作業をする場合、機器外部の物損が
無いかをお客様立ち会いのもと確認いたします。
但し、HDDなどの機器内部の構成物の劣化・寿命・接触不良等によるエラーや
ソフトウエアトラブル等は補償対象外です。またお客様の方で梱包されてある機器の
運搬に関しては、運搬前の機器の状況が確認出来ませんので、運搬後の梱包箱の破損
および機器物損が認められない場合は補償対象外です。
★データバックアップと機器サポート内容確認の必要性
お客様の方で事前に必ず別メディアにデータのバックアップを取って頂きます 。
バックアップを取って頂けない場合は、万が一の際のデータ復旧が出来ません。
対象機器のベンダー様やメーカーサポートのご連絡先と営業時間、保証内容や期間を予めお客様の方でご確認して頂き、万が一の移設・運搬後のトラブルにご対応出来るよう ご手配ください。
弊社では上記のご対応は出来ません。
★離線・アンマウント前に確認させて頂きます
可能な場合サーバーとストレージに関しては弊社立ち会いの元、お客様の方でシャットダウン後再起動し機器のランプ状況を確認させて頂きます。 電源を入れる順番がある場合その確認にもなりますし、移設前はノートラブルであったという お客様と弊社の相互確認になります。リモートでのシャットダウン・起動する場合もお立ち会いさせて頂きます。
尚、上記確認のお立ち会いは弊社で離線・アンマウント・梱包運搬・マウント・結線作業をする場合のみです。弊社で梱包・運搬のみをするお見積の場合はお立ち会い作業は含まれておりません。弊社の梱包作業開始前に上記確認作業はお客様の方でお済ませください。
★機器の梱包について
機器梱包をご依頼の場合は、下写真の弊社精密機器専用箱
（帯電防止・内部衝撃吸収仕様）を使用いたします。お客様の方で梱包される場合、製品元箱梱包で工場出荷状態に準ずる状態の場合のみ運搬致します。簡易梱包の場合は運搬を承れません。（機器廃棄前提の場合は除く。）
 
★保険適用例と適用外例
＜保険適用例＞
●弊社作業時の過失で機器を落下させた。
●輸送中の事故により梱包された機器にも影響が及んだ。
→機器に物損が認められる場合は保険適用。
輸送中の事故や車両火災、弊社作業過失による機器物損が発生した場合は、直ちにご担当者様にご連絡致します。
＜保険適用外例＞
●HDD・SSDの劣化・寿命・埃等が原因によるトラブルは保険適用外。
●運送中の天災（地震・噴火・津波・洪水）及び有事（戦争・テロ・デモ・暴動・核爆発）が 起因となる機器破損は保険適用外。
尚、弊社の過去事例として移設後以下のHDDのディスクエラーが起こった件がありました。 HDDを外してみると、接触端子に大量の埃が付着していたのが原因とのことです。 その際はお客様からのご手配により数時間後にメーカー様がいらして、新しいHDDへの データリカバリーを行い完全復旧いたしました。
埃や温度等、サーバー・ストレージの設置環境には十分にご配慮ください。
また、ストレージの電源の入れる順番をお客様の方で間違っていた為、ストレージが認識しなかったという事例もございました。
一般的に、HDDのプラッター上に磁気ヘッドが当たって傷が付くのがが原因で、再起動時等にディスクエラーが起こることが有るようです。
上記の傷はHDD起動（回転）中の外的振動による原因が主になりますので、
HDD停止中の機器アンマウント・運搬等による振動が原因とは判断出来ず保険適用外になります。
上記のような際には、お客様の方からベンダー様やメーカー様へご連絡の上、 データリカバリーやトラブルの原因の調査を依頼してください。
★事後対応はお客様手配
機器修理や代品手配、データリカバリー、ソフトウエアインストール及び設定、データ復旧作業は 現実的に弊社経由では行えませんので、お客様の方で関係先にご手配ください。 交換の際、機器のアンマウント・梱包運搬・マウント・配線等は弊社で無償にて行います。
★補償範囲と保険金お支払
機器物損が認められた場合、該当機器本体の修理・代品費用・HDD・SDDの交換・該当機器への ソフトウエアインストール及び設定・データ移行の費用をご請求頂き、 後日弊社契約の保険会社が保険設定金額以内でお支払いたします。
以上、ご不明点等ございましたらお申し付け下さい。
株式会社エスエムピーシー
info@smpc.co.jp
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